こんな悩みを解決します
本記事ではタイランドエリートの基礎から申請条件まで解説しています。
タイランドエリートは長期滞在向けビザの取得だけでなく、空港のVIP待遇など数多くの特典が存在します。
東南アジアに住むなら知っておいて損はしないプログラムです。
私は2022年から東南アジアでセミリタイアをしており、現在はタイ・バンコクに住んでいます。
そのため現地の生の声を反映した、リアルな情報となっていますね。
タイランドエリートの最新情報を知り、海外移住の選択肢をアップデートしましょう!
記事の前半では「タイランドエリートの基礎」や「申請条件」について解説し、後半では「タイランドエリートを取得できない際の対処法」について解説しているので、最後までじっくり読んでください。
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タイランドエリートとは?
タイランドエリートは、タイ政府が2003年に開始した外国人向けの長期滞在プログラムです。
正式には「Thailand Privilege」という名称に変更されていますが、多くの人は「タイランドエリート」の方が馴染み深いため、本記事でもこの名称で解説していきますね。
タイランドエリートの主な特典は以下3点で、富裕層や頻繁にタイを訪れるビジネスパーソンや退職後にタイでの長期滞在を考えている人向けのプログラムです。
- 長期滞在ビザの取得
- 空港のVIP待遇
- 銀行の口座開設がスムーズ
タイランドエリートプログラムの変遷
タイランドエリートプログラムは、2003年にスタートし、2017年に大幅なアップデートが行われました。
2021年の時点で会員数は15,000人を超えており、外国人の間で非常に人気のあるプログラムとなっています。
- タイに長期滞在したい
- 数百万円の投資ができる
上記のような方は、タイランドエリートは魅力的な選択肢となるでしょう。
このプログラムの特筆すべき点は、民間企業ではなくタイ国政府観光庁直営のタイランドエリート社が運営しているという点です。
国家プロジェクトの一環として位置付けられています。
【経験談】タイランドエリートに入会した結果
タイランドエリートに実際に入会した結果、もらえた物やカードの内容、受け取るまでの期間について解説していきます。
1.会員カード
タイランドエリートの会員になると、まず専用のカードが発行されます。
このカードは単なる身分証明書以上の意味を持ち、様々な特典を受ける際に必要不可欠です。
タイランドエリートの会員には、以下4種類に分けられています。
- ゴールド
- プラチナ
- ダイヤモンド
- リザーブ
それぞれ、カードの色が異なりますね。
私の場合は5年間有効なカードを所持しています。
タイランドエリートの会員カードは、空港のVIP待遇などサービスを受ける際に提示するものです。
2.紙袋
会員カードと同時に、紙袋が送られてきます。
その紙袋の中から黒い箱がでてきて、以下のようなものが入っていましたね。
- 財布
- USBメモリ
財布には鍵がつけられそうです。
とりあえず、会員カードと同時に特典として「財布」と「USBメモリ」がもらえます!
3.受取までの期間
タイランドエリートへの入会から実際にカードやキットを受け取るまでの期間を説明します。
- 入会金の振り込みから約2.5ヶ月後
- タイランドエリートの資格が与えられます。
- 入会金の振り込みから約4ヶ月後
- 会員カードとキットが届きます。
以上がタイランドエリートに入会した際にもらえるものと受取までの期間の説明です。
続いて、タイランドエリート会員が享受できる具体的な特典やメリットについて、詳しく解説していきます。
タイランドエリート会員の特典3つ
タイランドエリート会員には、タイでの長期滞在を快適にする様々な特典が用意されています。
それでは順番に解説していきますね。
1.長期滞在ビザの取得
まず最大のメリットは、長期滞在ビザの取得ですね。
タイランドエリートプログラムでは、滞在期間に応じて4種類のビザが用意されています。
- ゴールド:5年間の滞在が可能
- プラチナ:10年間の滞在が可能
- ダイヤモンド:15年間の滞在が可能
- リザーブ:20年間の滞在が可能
滞在期間が長くなるにつれて特典のグレードも上がっていきますね。
2.空港などのVIP待遇
タイランドエリート会員の特典の中でも、特に魅力的なのが空港のVIP待遇です。
この特典により、タイへの入国や出国時のストレスを大幅に軽減し、快適な旅行体験を実現できます。
具体的には以下のように、タイランドエリート会員限定で出入国時にVIPサービスを享受できますね。
出国時には、会員の自宅やホテルまでリムジンやBMWなどの高級車が迎えに来ます。
同様に、入国時にも空港から指定の目的地まで送迎してくれますよ。
空港到着後は、タイランドエリートのスタッフが待機しており、ビジネスクラス以上の乗客専用のチェックインカウンターへ案内されます。
スタッフが全ての手続きを代行してくれるので、会員は待ち時間なくスムーズにチェックインを済ませられますね。
チェックイン後は、ビジネスクラス以上の乗客や空港スタッフのみが使用できるファストレーンが利用可能です。
これにより、イミグレーションや手荷物検査をほとんど待ち時間なく通過できます。
出発前の待ち時間には、豪華なVIPラウンジを無料で利用できますね。
ラウンジでは飲食を楽しんだり、仕事をしたりと、快適に時間を過ごせます。
タイに到着した際も同様のVIP待遇が受けられます。
飛行機を降りるとすぐにスタッフが待機しており、専用の車で入国審査場まで案内してくれます。
預け入れ荷物の受け取りも代行してくれるので、会員は手ぶらで入国手続きを済ませることも可能ですよ。
これらのVIP待遇により、通常の旅行者が経験する長い待ち時間や煩雑な手続きのストレスから完全に解放されます。
もうとにかく利便性が高くて優越感が半端ないです!
空港のVIP待遇を受ける際の注意点2つ
タイランドエリート会員が空港でのVIP待遇を最大限に活用するためには、以下の注意点を押さえておいてください。
- 迎え日時の24時間前までの予約(例えば、フライトが18:00の場合、3時間前に迎えにきてもらうとして、前日の15:00までに予約が必要)
- 利用可能な空港の制限
5営業日前までの予約
VIP待遇を受けるためには、少なくとも5営業日前までに予約を入れる必要があります。
公式には5営業日前と定められていますが、実際にはもっと早めに予約しても問題ありません。
確実にサービスを受けるためには、できるだけ早めの予約をおすすめします。
利用可能な空港の制限
VIP待遇は特定の国際空港でのみ利用可能です。
現在、サービスが提供されている主な空港は以下の3つです。
- スワンナプーム国際空港(バンコク)
- プーケット国際空港
- チェンマイ国際空港
たとえば、バンコクのドンムアン空港を利用する場合は、空港までの送迎サービスやラウンジの無料利用はございますが、空港内でのファストトラックの利用やスタッフによる案内はございません。
そのため旅行を計画する際には、常にこれらのVIP待遇対応空港を選択することが必要ですね。
空港のVIP待遇だけで費用の元がとれる
タイランドエリートの5年間のメンバーシップ費用は約360万円かかります。
しかし、空港のVIP待遇だけで元が取れると思いますね。
たとえば、
- バンコク市内から空港までのタクシー代(往復):約6,000円
- ファストトラックによるストレス軽減と時間短縮
- ラウンジの利用
上記内容をあわせると、1回の利用で2万円から3万円相当の価値があると見積もることができます。
頻繁に旅行する人にとっては、5年間で360万円の投資はかなり安いと思いますね。
めちゃめちゃお得だと思いますね。
3.銀行口座開設がスムーズ
タイランドエリート会員の特典3つ目は、タイの銀行口座開設がスムーズになる点です。
この特典により、多くの外国人が直面する煩雑な手続きを避け、スムーズに銀行口座を開設できます。
タイの大手銀行2社
対象の大手銀行は以下の2つです。
- バンコク銀行
- カシコン銀行
上記2つの銀行は、タイ国内でも最大手の金融機関であり、この口座を持っていれば日常的な金融取引に困ることはないでしょう!
私も、バンコク銀行で開設しましたね。
バンコク銀行の口座開設手順
参考として、私がバンコク銀行で口座開設して際の手順を説明します。
- バンコク銀行のシーロム支店に行く
- 機械の「日本語」ボタンを押す
- 日本語のサポートデスクに案内される
- 整理券が出るので待つ
- デスクで開設手続き
- ATMでアクティベーション作業
この一連の手続きは、通常30分以内で完結しますね。
めちゃめちゃ簡単です。
口座開設時に必要な持ち物
銀行口座を開設する際に、絶対に忘れてはいけない持ち物があるので、気をつけてください。
- タイランドエリートカード
- パスポート
- タイの電話番号
特に、タイの電話番号を忘れる人が多いので注意しましょう!
これらの3点がそろっていないと、口座開設ができないからです。
このようにタイランドエリート会員は、長期滞在向けのビザを取得できるだけでなく、空港でのVIP待遇や金融面での不便を大幅に軽減するようなメリットを享受できます。
【2024年最新】タイランドエリートの料金と種類
会員区分 | ゴールド | プラチナ | ダイヤモンド | リザーブ |
滞在可能期間 | 5年 | 10年 | 15年 | 20年 |
会費(THB) | 90万 | 150万 | 250万 | 500万 |
家族会員の追加 | 不可 | 1名につき+100万THB | 1名につき+150万THB | 1名につき+200万THB |
年間ポイント付与 | 20pt | 35pt | 55pt | 120pt |
タイランドエリート会員には4つの種類があり、それぞれ滞在期間や料金、特典が異なります。
ここでは会員の種類ごとの違いについて解説していきますね。
1.ゴールド会員
ゴールド会員では90万THBで5年間の滞在が可能です。
日本円に直すと、360万円ですね。
ゴールド会員では家族会員の追加はできず、年間付与ポイントは20ptつきます。
このポイントは、
- マッサージ
- スパ
- ゴルフ
- コワーキングスペース
などで使えますね。
2.プラチナ会員
次にプラチナ会員についてです。
プラチナ会員の場合は150万THBで10年間の長期滞在が可能ですね。
また家族会員については、100万THB払うことで1名追加できます。
1THB≒4円で計算すると、大体400万円で家族会員1名を追加できるということですね。
プラチナ会員に与えられる年間ポイントは35pt担っています。
3.ダイヤモンド会員
ダイヤモンド会員は250万THBの会費で、15年間滞在できます。
日本円で大体1,000万円になりますね。
家族会員を1名追加したい場合は、150万THBが追加で必要です。
年間で付与されるポイントは55ptになります。
4.リザーブ会員
リザーブ会員は最上位のプランです。
会費500万THBを払うことで20年間の長期滞在ができます。
日本円にすると、なんと2,000万円ですね。
家族会員を1名追加するためには、200万THBが必要です。
年間で付与されるポイントは120ptになります。
リザーブ会員だけに与えられる特権
リザーブ会員限定で、会員権を他人に譲渡することが可能です。
言い変えると、タイランドエリートプログラムのリザーブ会員権は転売することができるので、資産になるということですね。
今後タイランドエリートのリザーブ会員権が値上がりしたり、プログラム自体がなくなったりした場合、会員権自体が3,000万円~4,000万円で売れる可能性もありますよね。
なのでタイランドエリートのカード自体に数千万円の価値を持つかもしれないものがリザーブ会員です。
富裕層はとんでもないものを転売することがあります。
タイランドエリートの申請条件7つ
タイランドエリートの申請には、一定の条件を満たす必要があります。
タイランドエリートに限らず、どんなビザにも申請条件はありますよね?
ビザとは入国許可証のことであり、変な人を自国に入れないためのものです。
タイランドエリートの申請条件は以下7つです。
- タイでオーバーステイ歴がない
- タイの入国管理法および関連法律でタイの滞在が許可されている
- タイへの入国が許可されている国のパスポートを持っている
- 心身の健康状態
- 各国で禁固を受けたことがない
- タイに滞在できる対象国である
- タイランドエリートの各プログラムの支払いができる人
以上が申請条件ですが、一般的な日本人であれば特に問題にならないですね。
通常の生活を送っている日本人であれば、プログラム費用さえ払えれば、タイランドエリートに申請することができます。
タイランドエリートに手が届かない場合の対処法6選
タイランドエリートの申請が経済的な理由などで難しい場合でも、タイに長期滞在する方法はいくつか存在します。
それでは順を追って解説していきますね。
1.学生ビザとビザランでやり過ごす
タイランドエリート代替案のひとつ目は、学生ビザとビザランでやり過ごすことです。
短期間のタイ滞在を希望する場合、学生ビザとビザランを組み合わせる方法があります。
この方法は、主に1年未満の滞在を考えている人向けです。
- ノービザ滞在
- 日本のパスポート所持者は、タイに30日間ノービザで滞在可能
- 学生ビザの取得
- 学校によって異なりますが、通常3ヶ月から6ヶ月の学生ビザが発行される
- 語学学校などに入学することで取得可能
- ビザラン
- ビザの期限が切れる前に一度タイを出国し、再入国すること
- 近隣国(ラオスやカンボジアなど)への短期旅行を利用することが多い
- 観光ビザの活用
- 必要に応じて観光ビザを取得し、滞在期間を延長することも可能です
これらの方法を組み合わせることで、おおよそ6ヶ月から1年程度の滞在が可能になります。
学生ビザとビザランでやり過ごす際の注意点
学生ビザとビザランを組み合わせることで、1年程度であれば滞在することができます。
ただ、この方法には以下の制限があることに注意してください。
- 1年以上の長期滞在には適していない
- 頻繁な出入国や手続きが必要となり、手間がかかる
- 学生ビザの場合、実際に授業に通う必要がある
- ビザランを繰り返すと、入国審査で厳しく調査される可能性がある
タイの生活や文化を体験したい学生や、比較的短期間の滞在を考えている方に適していますが、
- 安定した長期滞在を希望する
- ビジネス目的の滞在
上記のような場合には適していないため、個人の状況に応じて慎重に検討する必要があるでしょう。
2.現地就職
タイランドエリートに手が届かない場合の2つ目の選択肢として、現地就職があります。
- 安定したビザ取得
- 収入の確保
- 長期滞在可能
上記のように、現地就職では20~30万円程度の安定的収入が得られると同時に就労ビザの確保が100%保証されます。
就職している限り、ビザが切れる心配がありませんよ。
現地就職をする際のデメリット
現地就職をする際のデメリットとしては、以下3つが考えられます。
- 慣れない環境での勤務
- 1日約8時間の勤務が必要
- 自由時間の制限
タイに限った話ではないですが、現地就職は慣れない環境で長い間労働する必要があるので、ビザを取れない場合の最終手段というイメージです。
パートナーがいる場合
もし1人ではなく、奥さん・旦那さんのようなパートナーがいる場合はどちらかが現地就職すればOKです。
片方が就職すれば、もう片方は配偶者ビザを取得できるからですね。
そのためパートナーと一緒に動く場合は、どちらかを生贄に捧げてどちらかに配偶者ビザを出すこともできます。
3.【50歳以上の方】ノンイミグラントO
50歳以上の方向けの選択肢として、ノンイミグラントOを取ることです。
ノンイミグラントOはリタイアメントビザとも呼ばれます。
このビザは以下のように50歳以上の方限定にはなりますが、50歳以上でタイに長期滞在したいのであれば、リタイアメントビザ一択でしょう!
- 対象年齢:50歳以上
- 滞在期間:1年間
- 入国回数:マルチエントリー(複数回入国可能)
このビザはマルチエントリーで入国してから1年間住むことができるので、入国・出国を繰り返すことで1年以上の長期滞在も可能です。
4.タイ人と結婚する
タイランドエリートに届かない場合の対処法4つ目は、タイ人と結婚することですね。
この方法は現地就職以上に最終手段ですよね。
タイの現地人と籍を入れると結婚配偶者ビザが出ます。
そのうえで、3年間タイに継続して住むことで永住権が発給されます。
もし、
- タイが大好き
- タイに長期滞在したい
- タイ人の子と結婚してもいい
このように考えている方は、タイ人と結婚するのもありでしょう!
5.ロングタームレジデンスビザ(LTR)
タイランドエリートに手が届かない場合の第5の選択肢として、ロングタームレジデンスビザ(LTR)があります。
このビザは、優秀な外国人や富裕層を対象とした新しいプログラムです。
タイ政府が5年間で優秀な外国人を100万人誘致することを目指しており、その一環として導入されたものになりますね。
LTRはタイランドエリートよりもハードルが高いかもしれませんが、知らない人もいるかと思うので紹介していきます。
LTRの申請条件は4つありますが、このうちどれかを満たしていればOKです。
①100万USD以上の資産を持っている人
LTRの申請条件1つ目は、100万USD以上の資産を持っていることです。
100万USDは1ドル150円で計算すると、1億5000万円以上の資産を持ってることなので、富裕層向けの条件になります。
②50歳以上かつ年間8万USD以上の自動収入がある人
LTRの申請条件2つ目は、
- 50歳以上である
- 年間8万USD以上の自動収入がある
上記2点を満たす方です。
リタイアした人向けのビザですね。
8万USDは1ドル150円で計算すると、年間1,200万円以上の自動収入が必要になります。
自動収入の方法としては、
- 年金の受給
- 株の配当
- 暗号資産
- 不動産のインカムゲイン
などが考えられるでしょう。
働いて年間8万USDではなく、働かずして年間8万USD以上の収入なので難易度は高いと思います。
③海外の有力企業で働いているリモートワーカー
LTRの申請条件3つ目は、海外の有力企業で働いているリモートワーカーです。
この条件はフリーランスではなく、有力な企業で働いていてかつタイでリモートワークをしている人が対象ですね。
この条件が一番ましかなと思います。
有力な企業の条件は、
- 創業3年以上
- 過去3年間の会社の合計収入が1億5,000万USD以上
あることです。
1億5,000万円ではなく、1億5,000万ドルなところが注意点ですね。
1ドル150円で計算すると大体225億ぐらいの収入が必要になるので、かなりの大企業でないと難しいです。
さらにこれらに加えて、「現職の実務経験が10年以上ある」ことが条件に入っています。
なのでこの時点で20代や30代前半の方は結構難しくなるでしょう。
④タイ政府が関わる場所で勤労している人
LTRの申請条件4つ目は、タイ政府が関わる場所で勤労している人です。
たとえば、
- タイの政府機関で働いている人
- 高等教育機関で働いている人
- タイの研究機関で働いている人
ですね。
このように何かしらタイ政府とつながりのある場所で働いている人は申請できる可能性があります。
以上がLTRを申請できる4つの条件ですが、この4つの条件全てを満たす必要はなく、どれか1つを満たせばOKです。
もしLTRが許可された場合は、10年間のビザが発給されて更新もできるのでビザの心配は不要になるでしょう。
タイランドエリートと同様に国際線でファーストトラックを利用できます。
またタイに滞在する場合、90日ごとにレポートを出す必要があるのですが、LTRの場合1年ごとのレポートで大丈夫になりますね。
6.タイ以外の国を検討する
タイランドエリートに手が届かない場合の最後の対処法としては、他の国を一旦検討することです。
タイに滞在したい気持ちはわかりますが、
- 学生ビザも無理
- 現地就職も無理
- LTRも無理
- 現地の人と結婚するのも無理
このような場合は、いったん他の国を検討せざるを得ないですよね。
まず1つ目のステップとして他の国を挟んで、キャッシュフローや資産額を増やした上でタイランドエリートに支払えばいいでしょう。
タイ以外に考えられる国を4つ紹介していきます。
ドバイ(アラブ首長国連邦)
タイ以外に考えられる国の1つ目はドバイです。
節税目的であれば、ドバイやマレーシア、マルタが考えられますね。
ドバイに関してはほぼ全ての税金がゼロになっているので物価が少々高くても、出ていくお金はかなり減るでしょう。
2023年の6月ぐらいにOECDの圧力を受けて一応法人税は9%になったっていう構図は出していますが、純利益が1.2億円以下の事業者に関してはまだまだ2026年末まで免税が適応されています。
仮に9%が適用されたとしても所得税がゼロなのを利用すれば、役員報酬やボーナスで個人の方に出してくればいいですよね。
それでもかなり課税所得を下げることができるので、そんなに大きな影響はないと思います。
マレーシア、フィリピン、マルタ
タイやドバイ以外の国の選択肢として、
- マレーシア
- フィリピン
- マルタ
あたりが選択肢に入ってくるでしょう。
なぜなら上記の国であれば、国外の源泉所得がゼロだからです。
そのため、
- 個人では「マレーシア」や「フィリピン」、「マルタ」に住む
- 法人税が0%のオフショア法人を運営する
上記二点を掛け合わせることで、法人税も所得税も全てゼロにすることができます。
マルタの場合はマルタ法人でもいい
マレーシアやフィリピンに住む場合は、オフショア法人を持った方がいいです。
しかしマルタの場合、マルタ法人もかなり税率が安いのでマルタ法人でもいいかもしれません。
ただマルタに住んでオフショア法人を持たない場合は、所得税がかかるので注意してください。
まとめ:値上がり後もタイランドエリートは価値が高い
本記事では値上がり後最新のタイランドエリートの実態と条件について解説してきました。
タイランドエリートは長期滞在用のビザ取得だけではなく、空港のVIP待遇や銀行口座の開設がスムーズになるなどメリットが大きいです。
さらにリザーブ会員は会員権を転売することもできるため、カード自体に資産性があり、値上がり後の今でも以前として価値が高いでしょう。
東南アジアに住む場合、タイに住むという選択肢は必ず出てくると思うので、タイランドエリートに関する情報をアップデートしておかないと、損してしまいますね。
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