こんな悩みを解決します
本記事では、金融資産1000万円、3000万円、5000万円のそれぞれの違いや、金融資産3000万円以上の人達の日常生活について解説していきます。
私は2022年から東南アジアでセミリタイアをしており、資産3,000万、5,000万円、1億円と築いた実体験をもとに解説していきます。
弊社代表のご紹介
私は、滋賀県の高校を学年トップで卒業した後、京都大学工学部電気電子工学科に進学しました。
そして、京都大学院情報学研究科通信システム専攻に進学し、2019年から2020年まで、原田研究室において5Gの研究を行いました。
大学院では、アメリカやカナダ、タイにおいて、査読付きの国際学会に参加し、最終的にジャーナル論文も執筆しています。
大学院修了時には、教授と共著で5G関連の特許を取得し、また成績優秀が認められて、日本奨学金機構の返還免除もいただきました。
大学院修了後は、NTTドコモ(赤坂本社)に新卒で入社し、独立後、起業3年で3億円以上の売り上げました。
現在は、サイドFIREコミュニティの運営や海外移住サポート、エンジェル投資、暗号資産を中心に事業を展開しており、2022年より、東南アジアでサイドFIRE生活をしています。
現在、活動の幅を広げており、地上波を含め、多数のメディアにも取り上げられています。
ABEMA Prime
2024年8月23日に生放送で出演しました。
京都大学、京都大学院を修了した経験から、学歴ロンダリングの是非についての議論に参加させていただきました。
PoweredTV(TOKYO MX)
The Vision 2024:時代を超えて成長する企業には確固たるビジョンが存在する
各業界のトップを走る21企業・団体の代表者として、本書籍にてご紹介いただきました。
本記事を読み終える頃には、資産3000万円を築く、再現性の高い具体的な方法を理解し、実践できる状態になっているでしょう。
資産形成に興味がある方、将来の経済的自由を目指している方にとって、非常に参考になる内容となっていますので、最後までじっくりとお読みください。
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金融資産1000万円、3000万円、5000万円の変化
資産形成において、大きな壁として感じられるのは、「1,000万円」「3,000万円」、「5,000万円」の段階です。
これらの金額によって、生活の変化やお金に対する余裕がどのように変わるのか?
簡単に言えばポケモンの「ヒトカゲ」「リザード」「リザードン」のような進化の過程に似ていますね。
- 1,000万円:ヒトカゲ
- 3,000万円:リザード
- 5,000万円:リザードン
それでは順番に解説していきます。
純資産:1000万円
純資産1,000万円の状態は、まだまだ「ヒトカゲ」レベルと言えるでしょう。
資産1,000万円では、お金に対する精神的な余裕は全くありません。
確かに、1,000万円の資産があれば、数千円の買い物や投資、サブスクリプションサービスなどはあまり気にならなくなります。
しかし、50万円から100万円規模の買い物や投資となると、かなりのダメージを感じてしまいます。
なぜなら、1,000万円の資産に対して100万円を使うことは、全体の10%に相当するからです。
純資産の10%なので、かなりためらうことになるでしょう!
投資の視点でも力不足
投資の観点から見ても、1,000万円はまだまだ力不足です。
生活防衛費を考慮すると、1,000万円全てを投資に回すことはできないからですね。
仮に600万円から700万円を株式投資に回したとしても、年利4%で計算すると年間の収益は24万円から28万円程度にしかなりません。
月額2万円から2.3万円ほどなので、残念ながら「お金が増えている」という実感はほとんど得られないです。
年間30万円程度の増加では、日々の無駄遣いで相殺されてしまう可能性も高いでしょう。
つまり、1,000万円という資産は、投資の観点からもまだまだパワー不足の状態です。
純資産1,000万円は「ヒトカゲ」と表現しましたが、まだ「タマゴ」の状態と言っても過言ではありませんね。
純資産3000万円:精神的余裕はない
次に純資産3,000万円の段階です。
純資産が3,000万円になると、状況は大きく変わり、「リザード」へと進化した状態と言えるでしょう。
3,000万円の資産がある人が2,600万円を株式投資に回し、年利4%で運用したとすると、年間で約100万円の収入が得られます。
月額に換算すると、およそ8万円を超える金額になります。
月額8万円は、多くの人にとって家賃相当額を賄えるレベルです。
先ほどの1,000万円の例で年間30万円程度しか増えなかったことを考えると、これは大きな違いと言えるでしょう。
個人的には、年間100万円の増加でもまだまだ十分とは言えません。
しかし、日本の地方都市で家賃8万円程度の物件に住み、質素な生活をしている人にとっては、毎月8万円の自動収入は非常に大きな意味を持ちます。
さらに、東南アジアのタイやマレーシアのような国では、月8万円あれば、
- ジム
- サウナ
- コンシェルジュサービス
上記サービスが付いた豪華なコンドミニアムに住むことができますからね。
つまり、住居費がほぼ無料になる状態です。
資産3000万円の人の感覚
3,000万円の資産があれば、数千円のサブスクリプションサービスはもちろん、月10万円から20万円程度の投資であっても、あまり気にならなくなります。
現在1,000万円以下の資産しかない人が、資産3,000万円を持つ人の金銭感覚を想像するのは難しいかもしれません。
しかし、単純に考えると、年収300万円の人の10倍以上の精神的余裕があると考えればよいでしょう。
つまり、資産3,000万円の人にとっての10万円の買い物は、資産1,000万円の人にとっての1万円の買い物と同じ感覚なのです。
資産3,000万円持つ人の1万円の買い物は、資産300万円持つ人の1,000円の買い物と同じ感覚とも考えられます。
この理論を応用すれば、5,000万円や1億円、3億円の資産を持つ人の金銭感覚も大まかに想像することが可能です。
実際に私自身も1,000万円、3,000万円、5,000万円、1億円と資産を増やしてきましたが、金銭感覚に関してはこの理論とほぼ一致しています。
資産3,000万円はまだ未熟である
注意しなければならないのは、資産3,000万円もまだまだ「未熟」な段階だということです。
確かに1,000万円と比べれば余裕は出てきますが、3,000万円は、
- 投資で少し失敗する
- 少し浪費する
- 調子に乗って高額な買い物をする
上記のような時に一瞬で吹き飛んでしまう金額です。
資産1億円を超えると、お金を使っても使っても減らない感覚や、使うことに対して何のためらいもない状態になります。
しかし、3,000万円の段階では、まだまだお金を使う際に、
- 「もっと安いものはないだろうか」
- 「これは本当に買っても良いものだろうか」
- 「貯金を減らさないように頑張ろう」
などの意識が強く働きます。
3,000万円という資産は、「よし、次の目標を達成できた!」という達成感よりも、「次は4,000万円、5,000万円を目指そう」という次の目標に向けた意識の方が強くなります。
つまり、できるだけお金を減らしたくないという気持ちが強まるはずです。
したがって、資産3,000万円という段階は、ある程度の余裕はあるものの、心理的にはまだまだ余裕がない状態だと言えるでしょう。
資産3,000万円は「リザード」に進化したばかりの状態で、まだまだ成長の余地がある段階だと考えてください。
純資産5,000万円:精神的余裕がでてくる
正直私の感覚では、お金に精神的な余裕が出てくるのは資産5,000万円を超えてからかなと思います。
『野村総合研究所の階層ピラミッド』で言うと、準富裕層以上です。
正直準富裕層以上になるまでは資産がいくらあったとしても、精神的余裕は全然ないでしょう。
私の周りで資産1,000万円から5,000万円の人もかなり慎重にお金を使っていますし、できるだけお金を減らさない努力が垣間見えますからね。
したがって、精神的な余裕を得るためには、資産5,000万円以上を目指す必要があります。
金融資産3000万円以上の人達の日常
資産3,000万円は「全然大したことない」「精神的余裕がない」とここまで説明してきました。
それでも資産3,000万円を達成すると、生活や心境に様々な変化が訪れます。
次に、金融資産3000万円以上の人達の日常について、具体的に解説していきますね。
①投資で増える実感が湧く
金融資産3000万円以上の人達の日常では、まず投資でお金が増えていく実感が湧いてきます。
まさに、「実感が湧く」というイメージです。
他の情報メディアで、資産3,000万円を達成すると株式投資で複利効果によってお金がどんどん増え、大きな余裕ができるという主張を見かけることがあります。
しかし、私の経験から言えば、実際にはそこまで劇的な変化は起こりません。
なぜなら、資産3,000万円を持つ人でも、その全額を株式投資に回せるわけではないからです。
現実的に、投資へ回せる額は2,500万円から2,600万円程度でしょう。
2,500万円前後の金額を年利4%で運用すると、年間で100万円程度の収益が得られます。
つまり、毎月約8万円の不労所得を得られる状態です。
毎月8万円の不労所得が得られる状態
月8万円は確かに嬉しいですが、決して大金とは言えませんよね。
普通に生活をしていれば、月に20万円から30万円、人によっては40万円から50万円を使う人もいるでしょう。
その中で8万円のみがカバーできるというのは、正直「全然大したことない」と感じる人が多いのではないでしょうか?
しかし、資産1,000万円の人が得られる不労所得が毎月2、3万円程度であることを考えると、3,000万円の資産を持つ人の方が、投資によってお金が増えていく実感をより強く得られるステージにいると言えますね。
毎月2、3万円の増加ではほとんど生活に影響ありませんが、月8万円の増加であれば家賃をカバーできるなど、具体的な成果として実感できます。
②自分で働く時間が減る
金融資産3000万円以上の人達の日常では、自分で直接働く時間が少ないです。
具体的には、
- 他の人を雇う
- 外注する
ことで、自分自身が直接作業する量が減少するイメージですね。
純資産が1,000万円以下の人にとっては、
- ランディングページ(LP)制作に20万~30万円払う
- 動画編集に毎月10万円~20万円使う
上記のような外注は、気軽に発注できないでしょう。
そのため、「自分で動画編集をしよう」「ノーコードツールを使ってLPを自作しよう」といった考えに至りやすく、誰かに任せるよりも自分でやった方がお金の節約になると感じてしまいます。
しかし、資産が3,000万円を超えてくると、このような外注費にほとんど気を使わなくなり、どんどん外注できるようになりますね。
単に金銭的な余裕ができるだけでなく、精神的にも大きな変化です。
資産3,000万円を超えると、精神的余裕が大きい
動画編集やLP制作など、支払った金額以上の売り上げが立てば問題ありませんよね。
しかし、資産が1,000万円以下の人は、外注する段階で既に心理的な痛みを感じてしまう傾向があります。
一方、資産3,000万円程度ある人は、20万円〜30万円程度の外注費であればあまり痛みを感じないので、積極的に投資できるようになるでしょう。
この心理的な変化は非常に大きな意味を持ち、以下のように収入の増加につながります。
つまり、お金を使う際に感じる精神的な「痛み」がビジネスの加速を妨げているのです。
繰り返しますが、資産3,000万円を達成することで、劇的な変化があるわけではありません。
しかし、着実に生活の質を向上し、さらなる資産形成への足がかりとなります。
資産3,000万円は、経済的自由への中間地点と捉えるべきでしょう。
③お金を使わなくなる
また、金融資産3,000万円以上の人達は、お金を使わなくなります。
一見、3,000万円もの資産があればお金を使う機会が増えるのではないかと思われるかもしれません。
しかし、実際にはそうではありません。
これは、先ほど述べた通り、3,000万円という資産額は準富裕層以下の段階であることが関係しています。
資産が5,000万円以上になり、準富裕層の仲間入りをすると、資産が増えようが減ろうがあまり気にしなくなる傾向があります。
そういう意味でも、5,000万円が一種のゴールと言えるでしょう。
しかし、
- 資産:1,000万円
- 資産:2,000万円
- 資産:3,000万円
上記のような人は、まだ5,000万円や1億円といった次の目標を目指さなければならない段階です。
そのため、お金を使うというよりも、貯めたい、増やしたいという欲求の方が強くなります。
資産3000万円の人はよりお金を使わない
加えて、資産3,000万円の人は、資産1,000万円以下の人よりもお金を使わない傾向があります。
なぜなら、3,000万円もの資産を貯められる段階に至っていることは、すでにお金のリテラシーが高く、お金の正しい使い方を理解しているからです。
資産3,000万円の人は、
- 酒
- ギャンブル
- 風俗
- ブランド品
などの余計なものには一切お金を使いません。
さらに、日常の買い物であっても、
- 「これは本当に必要なものなのか」
- 「もっと安いものはないのか」
といったことを慎重に吟味してから購入を決めます。
資産3,000万円の人は、お金の使い方が慎重ですね。
④5000万円へのモチベーションが高まる
金融資産3,000万円以上の人達は、次の目標である資産5,000万円に向けて、モチベーションが一層高まります。
ここまで説明してきた通り、資産3,000万円はまだ途中段階です。
水に例えると、コップから水が溢れ出すのは大体5,000万円くらいからです。
個人の生活スタイルにもよりますが、資産5,000万円くらいから精神的余裕が出てきますね。
したがって、頑張って資産3,000万円まで達成すると、資産5,000万円まであと一歩という感覚になります。
資産5,000万円までは早い
資産3,000万円から5,000万円になるには、当然プラスで2,000万円を貯める必要があります。
しかし同じ2,000万円の増加でも、1,000万円から3,000万円になるよりも、3,000万円から5,000万円を達成する方が簡単です。
これは、
- ゴールを目前にしてモチベーションが上がる
- 外注費などにも余裕ができてビジネスが加速する
などの理由があるからですね。
さらに、資産3,000万円の大半を投資に回していれば、相場が良ければそれだけでもかなりの増加が期待できます。
上記のように、資産が増えるほど加速的にお金が増えていく状態になります。
個人的には、3000万円から5000万円への到達は、1000万円から3000万円への到達にかかった期間の半分以下のペースかと思いますね。
場合によっては4分の1程度の期間で達成できることもあるでしょう。
資産3000万円は大きな転換点
結論として、資産3,000万円は、決して最終目標ではありませんが、重要な転換点であると言えます。
この段階に到達すると、お金の使い方がより慎重になり、同時に次の目標である5,000万円に向けてのモチベーションが大きく高まるでしょう。
ビジネスの加速や投資収益の増加など、好循環が生まれ始めます。
しかし、ここで注意すべきは、3,000万円という資産額に到達したからといって、生活が劇的に変わるわけではないということです。
むしろ、これまで培ってきた節約習慣や投資習慣をより強化し、次の目標に向けて一層努力を重ねる時期だと考えるべきでしょう。
金融資産3000万円を実現する4つのパターン
資産3,000万円を実現する方法は人それぞれですが、具体的にどのような人が、どのようにしてこれだけの資産を築いているのかについて説明していきます。
- 高給取りサラリーマン
- 本業+副業のダブルインカム
- 優秀なフリーランス・1人社長
- 長期投資
大きく分けて4つのパターンがありますが、それぞれの特徴と実現可能性について詳しく解説していきます。
①高給取りサラリーマン
資産3,000万円を達成するパターンの1つ目は、高給取りのサラリーマンです。
具体的には、
- 日系企業
- キーエンス
- M&A関連企業
- 外資系
- 投資銀行
- コンサルティングファーム
などで働き、年収が1,000万円から2,000万円程度の高給を得ている人が該当します。
このような高給取りのサラリーマンは、5年から6年程度働くことで、純資産が3,000万円を超えることは難しくないでしょう。
年収2000万円のサラリーマンの例
たとえば、年収2,000万円の高給取りサラリーマンAさんのケースを考えてみましょう。
Aさんの場合、税金が天引きされた後、手取りで年間約1,200万円が残ります。
仮に年間の生活費が500万円程度だとすると、1年間で700万円程度の貯蓄が可能ですよね。
このペースで貯蓄を続けると、4年後には2,800万円、5年後には3,500万円程度の資産を築くことができます。
つまり、年収2,000万円クラスの高給取りサラリーマンであれば、およそ5年程度で3,000万円の資産形成が可能です。
②本業+副業のダブルインカム
3,000万円の資産を達成する人のパターン2つ目は、本業と副業のダブルインカムを持つ人です。
本業の給与が特に高くなくても、一般的に月30万円から40万円程度の収入があれば、そこに副業で20万円から30万円を上乗せすることで、月収60万円から70万円程度を稼ぐことができます。
本業と副業を合わせて月収100万円に達する人もいるでしょう。
本業+副業で月収70万円を稼ぐBさんの例
たとえば、本業と副業のダブルインカムで月収70万円を稼いでいるBさんのケースを考えてみます。
まず、月収70万円は年間で840万円になります。
ここから税金などが差し引かれ、手取りで年間約600万円が残るでしょう。
Bさんがある程度質素な生活を送り、年間の生活費を300万円に抑えたとすると、1年間で300万円の貯蓄が可能です。
10年後には3,000万円の資産を形成することができますね。
月収70万円程度でも10年かかるという計算になりますが、副業でさらに収入を増やすことができれば、8年や7年というようにどんどん期間を短縮することができます。
たとえ月70万円の収入でも、10年後には3,000万円の資産を形成できるという計算は、多くの人に希望を与えるのではないでしょうか。
③優秀なフリーランス・1人社長
資産3,000万円を達成する人の3つ目のパターンは、優秀なフリーランスや1人社長です。
フリーランスや1人社長として成功している人の中には、月に200万円から300万円を稼ぐ人も少なくありません。
年収2000万円のフリーランス・1人社長Cさんの例
たとえば、年収2,000万円のフリーランス・1人社長Cさんのケースを考えてみましょう。
Cさんの場合、サラリーマンと異なり、ある程度税金をコントロールすることができます。
そのため年収2,000万円であっても、手取りで年間約1,500万円程度を確保できる可能性がありますね。
仮に年間の生活費を500万円とすると、1年間で1,000万円を貯蓄可能です。
3年後には3,000万円の資産を形成できますね。
会社から独立していることで税制面で有利なので、高給取りのサラリーマンよりも1年程度早く目標を達成できるでしょう。
④長期投資
資産3,000万円を達成するパターンの最後は、長期間の倹約と投資の二刀流です。
このパターンは、達成までの難易度としては最も低いものの、時間がかかるのが特徴です。
特に収入を増やす努力をせず、ただひたすら倹約を行って支出を抑えつつ、毎月NISAやiDeCoなどの制度を利用してコツコツと積み立てていくことで、30年後にようやく資産3,000万円を達成するというパターンですね。
その他のパターンは3年から5年で達成できるので、達成するまでの期間に雲泥の差があります。
しかし、20年から30年という長期間であれば、特別な努力をすることなく3,000万円を達成することは可能です。
実際に金融庁のWebサイトで、毎月5万円や10万円を20年間、30年間積み立てた場合のシミュレーションを行ってみると、3,000万円程度の資産形成が十分に可能であることがわかります。
長期投資の手法はおすすめしない
ただし、個人的には、本記事を読んでいるあなたにこの「パターン4:長期投資」はあまりおすすめできません。
なぜなら、本記事を読んでいる時点で、あなたは非常に意識が高く、努力ができる優秀な人間だと考えられるからです。
そんな優秀な方がパターン4に甘んじる必要はありません。
努力ができる人には、
- パターン1:高給取りのサラリーマン
- パターン2:本業と副業のダブルインカム
- パターン3:優秀なフリーランス・1人社長
上記3パターンのいずれかを選択することをおすすめします。
なぜなら、パターン4では資産3,000万円を貯めるのに20年から30年もかかってしまうからです。
正直なところ、20年後や30年後に3,000万円の資産があることは、生きていく上で必要かもしれませんが、それ以上の価値はありません。
60歳で資産3000万円達成した例
たとえばあなたが現在30歳だとしたら、パターン4で資産3,000万円を達成するのは60歳になったときということになります。
60歳になった段階で3,000万円の資産があることは、確かに生活に困らないという点では嬉しいかもしれません。
しかし、高齢になってから3,000万円を手に入れても、娯楽に使う機会はかなり限られてしまいますよね。
体力も衰え、外見も若くなく、様々な制限がある状態で3,000万円の資産があっても、旅行にもまともに行けず、アクティブな娯楽を楽しむこともできません。
「食べて、寝て、生きる」だけの生活で終わってしまう可能性が高いです。
つまり、生きるためだけのお金になってしまい、人生を楽しむための資金としての価値が大きく失われてしまいます。
お金の価値は若いほど高い
お金の価値は、年齢が若ければ若いほど高くなります。
逆に言えば、年齢が高くなるほどお金の価値は下がっていきます。
なぜなら、お金は幸福に変えるためのチケット、つまり手段だからです。
そのお金を使って得られる体験や思い出が豊富でなければ、そのお金には大きな価値がないでしょう。
- 25歳の若者が持つ3000万円
- 65歳の高齢者が持つ3000万円
上記2つのケースでは、その価値が大きく異なることは容易に想像できます。
だからこそ、パターン4のように20年後、30年後に3,000万円の資産ができることを目指すことは、あまりおすすめできません。
それでは単に生きるための最低限の資金を確保するだけで、人生をより豊かに楽しむための資金としての意味合いが薄れてしまいますからね。
あなたはどのパターンを選びますか?
あなたは、きっとより良い生活、より豊かな毎日を送りたいと考えているはずです。
だからこそ、5年以内に資産3,000万円を貯めることを目指してください。
20年後、30年後ではなく、近い将来に目標を達成することで、その資金を使ってより充実した人生を送ることができるのです。
そのため、あなたには、
- パターン1:高給取りのサラリーマン
- パターン2:副業と本業のダブルインカム
- パターン3:優秀なフリーランス・1人社長
上記いずれかの道を選んでほしいと思います。
どの道を選ぶにしても、早期に資産3,000万円を達成することで、若いうちからより豊かで自由な生活を送ることができるでしょう。
【裏技】海外移住で資産形成を加速させよう!
最後に、資産3,000万円を達成するための「裏技」について紹介します。
資産形成をより簡単にするための方法は、海外移住です。
海外移住という一手を打つだけで、資産形成は劇的に簡単になります。
資産形成を行う上で重要なポイントは以下3つです。
- 収入を上げること
- 支出を減らすこと
- 資産の運用利回りを上げること
資産形成において最も重要なポイントは上記3つであり、これ以上でもこれ以下でもありません。
この3つの観点から日本と海外を比較すれば、海外の方が圧倒的に資産形成に有利であることがすぐにお分かりいただけるでしょう。
税金・社会保険料の負担軽減
支出を下げるという点において、最も大きな要因となるのが税金と社会保険料の軽減です。
もちろん、居住する国や法人を設立する国を適切に選ぶ必要はありますが、うまく選択できれば税金をほぼゼロにすることもできます。
日本にいれば半分近く取られていた税金が、そのまま自分の手元に残りますからね。
これほど簡単に資産形成を加速させる方法は他にないでしょう。
日本と全く同じように仕事や生活をしているだけなのに、元々失われていた収入の半分が手元に残るのですから、わざわざ収入を上げる努力をするよりも、海外移住をして無税環境に身を置く方が効率的だと言えるでしょう。
税金を軽減するためのスキームとしては、大きく分けて2つのパターンがあります。
- ドバイなどの無税国に居住する
- ドバイや小さな島国などにオフショア法人を設立し、個人は国外源泉所得に対する課税がゼロの国に居住する
国外源泉所得に対する課税がゼロの国は、タイ、フィリピン、マレーシアなどがありますね。
これらの方法により、社会保険料や税金を格段に軽減することができ、それが資産形成の大きな推進力となります。
物価・家賃の安さ
税金や社会保険料の軽減に加えて、物価や家賃の安さも海外移住の大きなメリットです。
たとえば、タイやマレーシアは、日本の東京と比べると、不動産価格や家賃が概ね3分の1程度になります。
タイやマレーシアで月10万円の家賃のところに住むと、日本で家賃30万円程度のクオリティの物件に住めるようなものです。
さらにこれらの国では、
- プール
- ジム
- サウナ
- コンシェルジュサービス
などの付帯設備が充実していることが多いため、実質的には日本の30万円以上の物件に匹敵する住環境を得られることも少なくありません。
逆の見方をすれば、日本と同じようなクオリティの物件に住もうとすれば、家賃は3分の1で済むということになります。
日本で月10万円クラスの物件に相当する住居なら、マレーシアやタイでは4万円か3万円程度で十分な場合も多いですね。
このように、適切な国を選んで海外移住をすることで、税金や社会保険料、物価、家賃などを一気に下げることができ、結果として資産形成のスピードが格段に早くなります。
単純計算で2倍以上のスピードアップが見込めるのです。
収入アップのチャンス
海外移住は支出を減らすだけでなく、収入を上げるチャンスも提供してくれます。
海外に行くと、非常に優秀な実業家や投資家と知り合う機会が増えるので、彼らから情報を得たり、一緒に仕事をしたりする可能性が広がるからです。
日本にいると、そのような優秀な実業家や投資家と親しくなることは難しいものですよね。
なぜなら、日本にいる限り、あなたは1億人もいる日本人のひとりに過ぎないからです。
特別なコネクションがない限り、そのような人々と深い関係を築くのは容易ではありません。
海外にいる日本人はマイノリティ
海外では我々日本人はマイノリティです。
日本で日本人を見かけても特に何とも思わないのに、海外で日本人と出会うと一気に親しくなりやすい、というのはよくある現象です。
私はこれを「マイノリティの結束」と呼んでいます。
ある環境下で自分と同じような境遇の人を見つけると、自然と親しくなりやすいです。
これは、センター試験会場で出会った浪人生同士が仲良くなるのと同じ現象だと言えるでしょう。
私自身、まだまだ若輩者ですが、マレーシアやタイで素晴らしい経営者や投資家の方々と親しくさせていただいています。
私が海外にいる日本人だからこそ繋がれたと思っていますね。
もちろん、海外にいる日本人同士が全員つながって仲良くなるわけではありませんが、基本的なコミュニケーション能力や礼儀さえあれば、通常は関係を築きやすいものです。
実際に、海外で知り合った経営者や投資家から得た情報やビジネスチャンスによって、かなりの収入を得ることができています。
このように、海外にいる方が有益な情報や人脈にアクセスしやすく、結果として収入を上げやすくなるのです。
海外で働くと外貨で収入が得られる
さらに、海外の企業で働いたり、海外の企業から仕事を受けたりすることで、ドルやユーロなどの外貨で収入を得ることもできます。
これも大きなメリットのひとつですね。
また、一般的に日本企業よりも世界の企業の方が平均年収が高い傾向にあるため、そういった観点からも収入を上げやすい環境が整っていると言えるでしょう。
資産運用の効率化
資産の運用利回りを上げるという点について、運用利回り自体は変わりませんが、暗号資産や株式投資にかかる税金が下がることによって、実質的な利回りが上がるという効果があります。
これは先ほど説明した税金の軽減にも含まれますが、見方を変えれば正味の実質利回りが上がるという点で重要です。
たとえば、
- ドバイ
- マレーシア
- シンガポール
では、株式投資のインカムゲインとキャピタルゲインにかかる税金がゼロです。
暗号資産に対する課税もありません。
タイの場合、インカムゲインには10%の税金がかかりますが、キャピタルゲインには課税されません。
暗号資産についても、タイ、マレーシア、ドバイ、シンガポールなどでは基本的に課税されません。
タイの場合は、国内の取引所を使わず、かつタイ国内に送金しないという条件付きです。
近年、株式投資や暗号資産の価値が大きく上昇していることを考えると、これらの投資による利益は資産形成において無視できない要素となっています。
投資にかかる税金が低いか否かは、資産形成において非常に重要なポイントです。
「暗号資産を利確する際の税金対策」については、別記事で解説しているので、参考にしてください。
海外移住で資産形成は加速する
ここまで説明してきた通り、海外移住をすることで、
- 収入を上げる
- 支出を下げる
- 資産の運用利回りを上げる
上記3つの観点において、全てのパフォーマンスが向上し、有利な環境が整います。
逆に言えば、日本はこの3つの条件全てにおいて不利な状況にあると言わざるを得ません。
日本は、
- 平均年収が低い
- 高い税金によって収入の半分近くがとられる
- 暗号資産投資や株式投資に対しても高い税金が課せられる
状態です。
資産形成を目指す人にとっては、厳しい環境だと言えるでしょう。
したがって、日本にこだわりがない人や、比較的自由なライフスタイルを築ける人は、できるだけ早く海外移住を検討することをお勧めします。
ただし、海外移住をするからといって、永久に海外に住まなければならないわけではありません。
資産形成のために一時的に海外で過ごし、目標を達成したら日本に戻ってくるという選択肢もあります。
5年ほど海外で過ごせば、1億円、2億円、3億円と比較的簡単に資産を形成できる可能性があります。
その後、日本に帰国するのもひとつの方法です。
海外での生活が気に入れば、そのまま滞在を続けることもできますからね。
他拠点生活という選択肢
拠点は海外に置きつつ、日本や他の国を行き来する多拠点生活という選択肢もあります。
私自身は、タイ、マレーシア、日本の3拠点生活を採用しています。
これは、
- 各国の法整備
- ルール
- 文化
- 住みやすさ
などを総合的に考慮した結果、幸福度と資産を最大化できるスキームだと判断したからです。
目的に応じて複数の海外を活用するスキーム「Nフラッグ理論」については、別記事で解説しています。
気になる方は、読んでみてください。
まとめ:金融資産3000万円で人生は変わる!
本記事では、資産3,000万円というテーマで、
どういったタイプの人が達成しやすいのかについて詳しく説明してきました。
資産3,000万円の達成は、決して夢物語ではありません。
適切な戦略と努力、そして海外移住という選択肢を活用することで、多くの人が実現可能な目標です。
この金額を達成することで、経済的な余裕が生まれ、人生の選択肢が大きく広がるでしょう。
しかし、ここで強調しておきたいのは、3,000万円という数字自体が目的ではないということです。
海外移住を含め、様々な選択肢を検討し、自分にとって最適な資産形成の道を見つけることが重要です。
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