こんな悩みを解決します
今回の記事では富裕層や準富裕層がマレーシアへ長期滞在するためのビザについてまとめました。
2024年6月に条件が引き上げられたことで、マレーシアの長期滞在はMM2HビザではなくPVIP一択（少し別のルートとして、ラブアン法人の就労ビザも有効である場合があるので、そちらも別記事で解説します）がいいでしょう！
本記事では、
- MM2Hビザがなぜ選択肢から外れるのか
- MM2HビザとPVIPの比較
- PVIPを取得するために必要な書類
などを分かりやすくまとめています。
私は2022年から東南アジアでセミリタイアをしており、マレーシアにも2年滞在していたので、よりリアルな内容を反映しています。
本記事を最後まで読むと、マレーシアの長期滞在向けビザを詳しく理解でき、あなたにあった最適なビザを選択できますよ！
最後までじっくり読んでください。
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マレーシア移住のビザ
マレーシアには以下のように様々な種類のビザがありますが、それぞれ条件や特徴が異なります。
まずマレーシアに移住する上で、主要なビザについておさらいしていきますね。
「マレーシアの主要ビザ」については、別記事で詳しく説明していますので気になる方は読んでください。
1. 学生ビザ
学生ビザは、マレーシアの教育機関で学ぶ外国人学生向けのビザです。
語学学校や大学などに在籍する場合に取得できます。
2. 就労ビザ
就労ビザは、現地企業に就職する場合に取得できるビザです。
マレーシアで合法的に働くために必要不可欠ですね。
3. ラブアン法人による就労ビザ
ラブアン島に設立された法人の役員として、就労ビザを取得する方法です。
節税目的も含まれている場合は、自身でラブアン法人を設立して、自身に就労ビザを発給することができます。
また、ラブアン法人は2名まで比較的簡単にビザを発行できるため、裏技的に、人脈があれば、誰かのラブアン法人の役員に入れてもらうという形を検討することもできます。
4. デジタルノマドビザ
デジタルノマドビザは、リモートワーカーやフリーランス向けのビザです。
2年間の滞在が可能ですが、申請や更新手続きがやや煩雑な面があります。
5. PVIP (プレミアムビザプログラム)
PVIPは富裕層向けの長期滞在ビザプログラムです。
高額な投資や預金が必要ですが、様々な特典が付与されます。
6. MM2H (マレーシア・マイ・セカンドホーム)ビザ
MM2Hビザは、新たに発表された長期滞在プログラムです。
PVIPと比較されることが多く、どちらを選択するか検討する必要があります。
【マレーシア】特殊なルートでビザを取得する方法
あわせて、特殊ルートでビザを取得する方法を紹介していきますね。
主に上記2つのビザ取得方法があります。
1.ラブアン法人の役員として就労ビザを取得する方法
特殊ルートでビザを取得する方法1つ目は、
ラブアン法人を経営されてる経営者さんに役員に入れてもらい、就労ビザを出してもらう方法ですね。
ラブアン法人の場合、役員2名まで簡単にビザを出すことができるからです。
もし1名分しか就労ビザを出していない経営者さんがいた場合、
「もう1名分出してもらえませんか？」
と、直接交渉するイメージになります。
ラブアン法人の役員に入る場合、
就労ビザを維持するためにラブアン法人のオーナーさんは、その役員に月間で1万リンギットの報酬を渡さないといけません。
このようなルールがいくつかありますが、交渉すれば何とかなるかもしれないです。
2.マレーシアの一般法人と連携して就労ビザを取得する方法
その他に考えられるちょっとした裏道としては、
現地でマレーシアの一般法人を運用されてる経営者さんと仲良くなり、就労ビザを出してもらう方法ですね。
この方法には、
- 会社に勤めて就労ビザを出してもらう
- 会社に勤めてることにして、お金だけ払い就労ビザを出してもらう
上記2パターンが考えられます。
このスキーム自体はマレーシアに限らず、タイやインドネシアなど、どこでも使えるスキームではありますが、ちょっとだけグレーです。
YUJI自己責任の範囲内でやってくださいね。
ただ実際にやってる人は結構いるので、そこまで問題じゃないかと個人的に思いますけどね。
長期滞在は、MM2HかPVIP
ここまででマレーシアに滞在するための手段についてざっと紹介してきました。
ただやはり富裕層の方がマレーシアに長期滞在するには、MM2HビザかPVIPが候補となるでしょう。
5,000万円以上の資産を持った準富裕層の方や富裕層の方は、わざわざ現地就職することもないし、学校に行きたくなければ行かなくてもいいですからね。
その他デジタルノマドビザも2年間滞在することができるので有効ではありますが、申請や更新手続きなどが少し面倒くさかったりします。
YUJIなので選択肢としてはMM2HビザやPVIPかと思いますね。
しかし2024年6月に条件の引き上げがあったMM2Hビザと比較すると、PVIP一択ではないかと思うので、その内容を詳しく説明していきますね。
MM2Hビザの最新情報
| SILVER | GOLD | PLATINUM | |
| 年齢制限 | 25歳 | 25歳 | 25歳 |
| ビザの有効期間 | 5年 | 15年（5年更新） | 20年（5年更新） |
| マレーシア現地銀行の定期預金額 | USD 15万 | USD 50万 | USD 100万 |
| 預金引出しに関する規定 | ビザ発給1年後には不動産購入、医療、観光目的で最大50%引出し可能 | ビザ発給1年後には不動産購入、医療、観光目的で最大50%引出し可能 | ビザ発給1年後には不動産購入、医療、観光目的で最大50%引出し可能 |
| プログラム参加費 | MYR 1,000 | MYR 3,000 | MYR 20万 |
| 不動産の購入 | 60万MYR（10年間売却不可/ より高額な物件購入目的なら売却OK） | 100万MYR（10年間売却不可/ より高額な物件購入目的なら売却OK） | 200万MYR（10年間売却不可/ より高額な物件購入目的なら売却OK） |
| 収入/ 年収の証明 | 特になし | 特になし | 特になし |
| 医療保険への加入 | 必須 | 必須 | 必須 |
| 無犯罪証明書 | 必須 | 必須 | 必須 |
| 帯同できる人 | 配偶者 / 21歳未満の子ども（実子/養子） / 両親 / 配偶者の両親 | 配偶者 / 21歳未満の子ども（実子/養子） / 両親 / 配偶者の両親 | 配偶者 / 21歳未満の子ども（実子/養子） / 両親 / 配偶者の両親 |
| 現地での就労 | 不可 | 不可 | 可能 |
| 年間の最低滞在日数 | 90日 | 90日 | 90日 |
| 永住ビザ申請資格 | なし | なし | なし |
上記が最新のMM2Hビザ条件の一覧表です。
まずは最新のMM2Hビザ条件についておさらいしていきますね。
YUJI2024年6月に発表された最新情報です。
まず新しく発表されたMM2Hビザのカテゴリーは、
- SILVER
- GOLD
- PLATINUM
と3つあります。
それでは各項目について、順番に解説していきます。
1.年齢制限
| SILVER | GOLD | PLATINUM | |
| 年齢制限 | 25歳 | 25歳 | 25歳 |
年齢制限はいずれも25歳以上です。
2.ビザの有効期間
| SILVER | GOLD | PLATINUM | |
| ビザの有効期間 | 5年 | 15年（5年更新） | 20年（5年更新） |
ビザの有効期間は、
- SILVER：5年
- GOLD：15年
- PLATINUM：20年
です。
SILVERとGOLDに関しては、5年更新ですね。
3.マレーシア現地銀行の融資金額
| SILVER | GOLD | PLATINUM | |
| マレーシア現地銀行の定期預金額 | USD 15万 | USD 50万 | USD 100万 |
マレーシア現地銀行への定期預金額は、
- SILVER：USD 15万
- GOLD：USD 50万
- PLATINUM：USD 100万
です。
通貨がMYRではなく、USDであることに注意してください。
YUJIリンギットとドルでは全然違いますからね。
大体1ドル160円で計算すると、
- SILVER：2,400万円
- GOLD：8,000万円
- PLATINUM：1億6,000万円
です。
為替レートによって必要な日本円金額は変わりますので、その時々の為替レートを見ながら計算が必要でしょう。
4.預金引出しに関する規定
| SILVER | GOLD | PLATINUM | |
| 預金引出しに関する規定 | ビザ発給1年後には不動産購入、医療、観光目的で最大50%引出し可能 | ビザ発給1年後には不動産購入、医療、観光目的で最大50%引出し可能 | ビザ発給1年後には不動産購入、医療、観光目的で最大50%引出し可能 |
預金引き出しに関する規定は、ビザ発給1年後に「不動産購入」「医療費」、「観光目的」などで最大50%まで引き出せます。
これは3つのカテゴリーで共通です。
YUJIかなり優しい条件かと思いますね。
5.プログラム参加費
| SILVER | GOLD | PLATINUM | |
| プログラム参加費 | MYR 1,000 | MYR 3,000 | MYR 20万 |
プログラム参加費に関しては、
- SILVER：MYR 1,000
- GOLD：MYR 3,000
- PLATINUM：MYR 20万
です。
MYR1=33円で計算すると、SILVERやGOLDは3万円～10万円くらいなのでそこまで気にしなくていいでしょう。
ただPLATINUMに関しては、660万円かかるので注意が必要ですね。
YUJIプログラム参加費は定期預金と違い戻ってこないです。
6.不動産の購入
| SILVER | GOLD | PLATINUM | |
| 不動産の購入 | 60万MYR（10年間売却不可/ より高額な物件購入目的なら売却OK） | 100万MYR（10年間売却不可/ より高額な物件購入目的なら売却OK） | 200万MYR（10年間売却不可/ より高額な物件購入目的なら売却OK） |
1番のネックポイントは、「不動産購入が必須となった」ことでしょう。
最新のMM2Hビザ条件では、
- SILVER：MYR 60万
- GOLD：MYR 100万
- PLATINUM：MYR 200万
以上の不動産物件をマレーシアで買う必要があります。
YUJI経営者の友達とも話しましたが、マレーシア不動産の在庫整理をさせようとしている気がして、ちょっと困りますよね。
マレーシアの物件は、「インカムゲイン」「キャピタルゲイン」ともに微妙です。
そのためマレーシアの不動産投資が渋いことは、海外不動産界隈では常識ですよ。
購入した不動産は10年間売却できない
詳しく条件をみると、購入した不動産を10年間は売却できません。
ただ、
より高額な物件購入目的なら売却OK
となっていますね。
外国人はMYR 100万以上の物件を買わなければならない
そもそも、外国人がクアラルンプールの物件を購入する際は、
「MYR 100万以上の物件を買わなければならない」
というルールがあります。
なのでSILVER会員はMYR 60万以上と言っていますが、このルールに引っかかるので注意してください。
まとめると、マレーシアの不動産購入が必須となったことが、外国人からすると大きなネックポイントです。
- キャピタルゲインが期待できない
- インカムゲインが期待できない
そんな場所に数千万円以上投資する行為は、事業家・投資家として避けたくないですか？
そのためMM2Hビザは長期滞在ビザとして選択肢になる人は少ないと思いますね。
そもそもマレーシア政府が自ら、「不動産が売れないので、ビザの要件に含めます」と自白しているのと同じですよね。
頭のいい人であれば、言葉を裏返せば、このことはすぐお分かりになると思います。
最新のMM2Hビザが向いている人
- マレーシアのことが好き
- マレーシアに10年以上住む予定がある
- マレーシアの物件を居住用に購入する
上記のような方であれば、MM2Hビザを使ってマレーシアに長期滞在するのもありでしょう！
ネックポイントの不動産購入がネックにならないからです。
ただ逆にいうと、上記のような方以外はMM2Hビザはやめておいた方がいいですね。
マレーシアの微妙な不動産に投資するのであれば、
- 事業投資
- 暗号資産
- 株式投資
など他のものへ投資をしたほうが絶対有益です。
7.収入/年収の証明
| SILVER | GOLD | PLATINUM | |
| 収入/ 年収の証明 | 特になし | 特になし | 特になし |
MM2Hビザでは、収入/年収の証明は特にありません。
8.医療保険への加入/無犯罪証明書
| SILVER | GOLD | PLATINUM | |
| 医療保険への加入 | 必須 | 必須 | 必須 |
| 無犯罪証明書 | 必須 | 必須 | 必須 |
- 医療保険への加入
- 無犯罪証明書
上記は、もちろん必須です。
9.帯同できる人
| SILVER | GOLD | PLATINUM | |
| 帯同できる人 | 配偶者 / 21歳未満の子ども（実子/養子） / 両親 / 配偶者の両親 | 配偶者 / 21歳未満の子ども（実子/養子） / 両親 / 配偶者の両親 | 配偶者 / 21歳未満の子ども（実子/養子） / 両親 / 配偶者の両親 |
帯同できる人には、
- 配偶者
- 両親
- 配偶者の両親
- 21歳未満の子ども
です。
これは実子だけでなく、継子や養子も含まれます。
10.現地での就労
| SILVER | GOLD | PLATINUM | |
| 現地での就労 | 不可 | 不可 | 可能 |
現地での就労はPLATINUMのみ可能です。
11.年間の最低滞在日数
| SILVER | GOLD | PLATINUM | |
| 年間の最低滞在日数 | 90日 | 90日 | 90日 |
年間の最低滞在日数は、「SILVER」「GOLD」「PLATINUM」ともに90日です。
12.永住ビザ申請資格
| SILVER | GOLD | PLATINUM | |
| 永住ビザ申請資格 | なし | なし | なし |
永住権の申請資格もいずれもなしです。
MM2Hビザに永住権の申請資格があれば、MM2Hビザを選んでもいいかなと思う人もいるかもしれませんが、それすらありません。
YUJIこの条件であれば、MM2Hビザを選ぶ理由が全くないですね。
繰り返しになりますが、MM2Hビザを選ぶうえで一番のネックポイントは不動産の購入です。
マレーシアの不動産購入が必須となったので、多くの方はMM2Hビザを選ばない方がいいでしょう！
マレーシアの長期滞在はPVIP一択
マレーシアへの長期滞在を検討している富裕層の方は、PVIP（プレミアムビザプログラム）が最適な選択肢ではないでしょうか。
MM2Hビザ（マレーシア・マイ・セカンドホーム）と比較すると、PVIPのほうが多くの点で優れています。
| GOLD | PLATINUM | PVIP | |
| 年齢制限 | 25歳 | 25歳 | 特になし |
| ビザの有効期間 | 15年（5年更新） | 20年（5年更新） | 20年 |
| マレーシア現地銀行の定期預金額 | USD 50万 | USD 100万 | 100万MYR |
| プログラム参加費 | MYR 3,000 | MYR 20万 | 主申請者：MYR 20万 帯同者：MYR 10万/人 |
| 預金引出しに関する規定 | ビザ発給1年後には不動産購入、医療、観光目的で最大50%引出し可能 | ビザ発給1年後には不動産購入、医療、観光目的で最大50%引出し可能 | ビザ発給1年後には不動産購入、医療、観光目的で最大50%引出し可能 |
| 不動産の購入 | 100万MYR（10年間売却不可/ より高額な物件購入日から売却OK） | 200万MYR（10年間売却不可/ より高額な物件購入日から売却OK） | 特になし |
| 収入/ 年収の証明 | 特になし | 特になし | 月間MYR4万 or 年間MYR 48万 |
| 医療保険への加入 | 必須 | 必須 | 必須 |
| 無犯罪証明書 | 必須 | 必須 | 必須 |
| 帯同できる人 | 配偶者 / 21歳未満の子ども（実子/養子） / 両親 / 配偶者の両親 | 配偶者 / 21歳未満の子ども（実子/養子） / 両親 / 配偶者の両親 | 配偶者 / 21歳未満の子ども（実子/養子/継子） / 両親 / 配偶者の両親 / お手伝いさん |
| 現地での就労 | 不可 | 可能 | 可能 |
| 年間の最低滞在日数 | 90日 | 90日 | 特になし |
ここでは一見、PVIPでネックに思えるような項目について、ひとつずつ解説していきます。
1.現地銀行の定期預金額
| GOLD | PLATINUM | PVIP | |
| 現地銀行の定期預金額 | USD 50万 | USD 100万 | 100万MYR |
PVIPの条件で、一見ハードルが高そうに見える項目が現地銀行の定期預金額です。
MM2Hビザの定期預金額がUSD50万/USD100万である一方で、PVIPの定期預金額がMYR 100万ですよね？
PVIPは通貨がドルではなく、リンギットになります。
日本円に直すと、
- PVIPの定期預金額：3,300万円
- MM2Hビザ(GOLD)：約8,000万円
- MM2Hビザ(PLATINUM)：約1億6,000万円
※1ドル=160円、1リンギット=33円で計算
このようにPVIPのほうが安いことが分かるでしょう！
特にこれまで確認してきたMM2Hビザ条件を考えると、かなり優しく感じませんか？
3,300万円程度の定期預金であれば、多くの富裕層の方々にとって特に問題のない金額だと思うので、全然ハードル高くないことが分かります。
以上の点から、現地銀行の定期預金額に関しては、PVIPが圧倒的な優位性を持っていると言えるでしょう！
2. プログラム参加費
| GOLD | PLATINUM | PVIP | |
| プログラム参加費 | MYR 3,000 | MYR 20万 | 主申請者：MYR 20万 帯同者：MYR 10万/人 |
PVIPでネックとなりそうな条件として、プログラム参加費があります。
一見、高額に感じるかもしれませんが、実際にはこの費用も大きな負担にはならないです。
その理由は定期預金の利息で相殺できる金額だからですね。
PVIPで必要な定期預金金額は3,300万円相当であり、マレーシアの銀行の定期預金が2.5%〜3.5%です。
なので、参加費：600万円くらいは6年もあれば定期預金の利息だけで回収できます。
- HSBCプレミア口座の定期預金金利
- 12ヶ月未満の定期預金：2.5%~3%
- 3~4年の定期預金：約3.5%
- プログラム参加費の回収機関
- 全額を定期預金し続けた場合：約6年で回収可能
- 1年後に半額を引き出した場合：約12年で回収可能
このようにPVIPの参加費は、必要な定期預金からの生じる利息だけで、参加費を相殺できる金額です。
つまり、「ただ息をしているだけで」参加費を回収できる計算になります。
これはMM2Hビザでも同様ですが、PVIPも同様にプログラム参加費は大きなネックポイントにはならないですね。
3. 収入/年収の証明
| GOLD | PLATINUM | PVIP | |
| 収入/ 年収の証明 | 特になし | 特になし | 月間MYR4万 or 年間MYR 48万 |
PVIPで、最後のネックポイントとして考えられるのが収入/年収の証明でしょう。
まずMM2Hビザに関しては、収入/年収の証明は不要ですね。
収入の証明を不要にする代わりに、
- 不動産を購入が必須
- プログラム参加費が必要
など純資産を重視する傾向があります。
一方PVIPでは、不動産や定期預金額の条件は緩く、
- キャッシュフローでMYR 4万/月
- キャッシュフローでMYR 48万/年
など純資産よりもキャッシュフローを重視する傾向ですね。
収入の証明は大きな問題ではない
収入の証明が必要なPVIPで問題かというと、そうでもないです。
その理由は月収だけでなく、年収の証明でも可能だからですね。
確かに、
月間でMYR 4万を証明してください
この条件だときつい人もいるかもしれません。
YUJIビジネスモデルによっては、毎月安定してMYR4万あるとは限らないでしょう。
特にネットビジネスされてる方に関しては毎月安定してMYR 4万というよりかはドカンと一気にお金が入ってくるみたいな人も多いと思います。
そのため月間MYR 4万の条件だけでなく、年間MYR 48万の条件があるのが嬉しいポイントです。
MM2HよりもPVIP一択
PVIPの条件について、再度まとめますね。
PVIPは、
- 定期預金がMYR 100万以上
- プログラムの参加費はMYR 20万
- 収入の証明は年間MYR 48万以上
です。
一見ハードルが高そうに見えるんですけど、冷静にMM2Hビザと比較してみるとそこまで難しくなく、MM2Hビザよりもかなり良心的なことが分かります。
しかしPVIPは、長期的にマレーシアに移住しようと考えてる人限定です。
PVIPの期間は20年なので、マレーシアの滞在を1年2年しか考えてない人はもちろん検討しなくてもいいですよ。
YUJI20年はもったいないですからね。
PVIPの取得に必要な書類4つ
| PVIPの申請に必要な書類 | |
| パスポートコピー | 個人の情報とマレーシアの入出国の情報が分かるページのコピー 有効期限は2年以上残っていること |
| 結婚証明書や出生証明書 | 家族で移住する場合、配偶者と子どもの情報を含む戸籍謄本（英語翻訳も） |
| 収入証明書 | 月間MYR 4万：直近3ヶ月間の銀行明細書 年間MYR 48万：直近12ヶ月間の銀行明細書 |
| 無犯罪証明書 | 日本国内の各都道府県：県警本部（申請から約2週間後に受取可能） パスポート、住民票、自動車免許証、マイナンバーが必要。 |
PVIPの申請に必要な書類を紹介します。
1. パスポートのコピー
PVIPの取得には、パスポートのコピーが必要です。
これは、個人情報とマレーシアの入出国の情報がわかるページのコピーですね。
YUJI有効期間が2年以上あることを確認してください。
2. 結婚証明書や出生証明書
家族がいる場合は、「結婚証明書」や「出生証明書」が必要です。
配偶者や子どもを含む戸籍謄本を用意する必要があります。
YUJIこれらの書類は、日本語だけでなく英語翻訳も用意してください。
3. 収入証明書
PVIPを取得するためには、収入証明書も必要ですね。
月収と年収を証明する場合は、以下の内容を準備しましょう。
- 月間MYR 4万以上の場合
- 直近3ヶ月間の銀行明細書
- 年間MYR 48万以上の場合
- 直近12ヶ月間の銀行明細書
これらの銀行明細書は、通常オンラインバンキングから簡単に出力できます。
4. 無犯罪証明書
PVIP取得のために、無犯罪証明書も準備してください。
無犯罪証明書は、各都道府県の警察本部で取り寄せます。
YUJI申請から約2週間後に受取が可能です。
ただ無犯罪証明書を取得するために、以下の書類が必要になりますね。
- パスポート
- 住民票
- 運転免許証
- マイナンバーカード
このように無犯罪証明書の取得には、必要な書類があり申請期間も長いので早めの準備をおすすめします。
マレーシアの長期滞在はPVIP一択
本記事の内容をまとめると、
準富裕層や富裕層の方がマレーシアに長期滞在するならPVIP一択である
ということですね。
PVIPがネックとなるプログラムの参加費は、定期預金の利息で補えるので全然問題にならないからです。
一方MM2Hビザの場合は、プログラム参加費以外の
- 定期預金の金額が高すぎる
- 不動産購入の必須化
がネックすぎるので選択肢に入らないでしょう！
PVIPにネックポイントがない
PVIPはネックポイントがないので、PVIP一択になります。
PVIPであれば、
- 定期預金はMYR 800万でOK
- プログラム参加費は定期預金の利息でペイできる
- 年間MYR 48万以上の収入証明でいい
このような条件で取得可能です。
収入の証明に関しては、月間MYR 4万以上を証明する必要はありません！
以上のようにPVIPではネックポイントが特にないですね。
PVIPで帯同できる人
PVIPを取得して帯同できる人は、
- 配偶者
- 配偶者の両親
- 自分の両親
- 11歳未満の子ども
- お手伝いさん
です。
お手伝いさんがOKなので、基本誰でも連れていけると思います。
YUJI軽い契約書が必要かもしれませんが、明らかに条件は緩いでしょうね。
マレーシアのビザはいろんな選択肢がある
準富裕層や富裕層の方がマレーシアに長期滞在するには、PVIP一択じゃないかという話をしてきました。
しかしマレーシアにはいろんな移住手段が存在します。
たとえば、
- デジタルノマドビザ
- 語学学校
- 現地就職
などです。
そのため、あなたのビジネスモデルや家族構成などを総合的に考えて判断してくださいね。
もし、
- 一人では不安
- 海外移住に関して相談したい
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